Alla Marca

丹波篠山市マタニティマッサージと産後骨盤ケア

氷が欲しい!妊娠中の氷食症

f:id:alla_marca:20200728100850j:plain

「体にも赤ちゃんにも、絶対良くないと思うんですけど、 どうしてもやめられないんです。」
一日中、氷をガリガリ。ボリボリ。
無性に氷を食べたくなる 氷食症と呼ばれる症状です。

氷食症とは
強迫的に氷や凍らせたものを食べる異食症の1つ。2ヶ月以上、製氷皿1つ分以上の氷を毎日摂取している場合は氷食症といえる。
一般的に鉄欠乏性貧血が原因といわれる。妊娠中や授乳中は血液中の鉄分が不足しやすく、氷食症などの食パターンの変化はよくみられる。
  参照:氷食症に関する文献的考察

 

妊婦さん、赤ちゃんへの影響は?

氷ばかり食べているので食べる量が減り、鉄分が不足してもっと氷が欲しくなる悪循環に陥ります。歯が削れたり、顎関節症を誘発する場合もあります。
また胃腸が冷えてむくみやすくなり、体重が増えたり疲れやすくなります。
体の冷えは妊婦さんだけでなく、おなかの赤ちゃんの体温も下げてしまい、逆子、おなかの張り、胎児の低体重、早産の危険性にもつながり注意が必要です。

akanbo-media.jp

 

貧血以外の原因

鉄剤の摂取で貧血が改善しても、氷を食べるのがやめられない場合があります。
極度の疲労とストレス。これも妊婦さんが氷を食べる原因になっています。

  • 上のお子さんがまだ小さく 朝から晩まで時間に追われ、疲れていても休めない
  • 夫婦関係やお姑さんとの関係がうまくいっていない
  • 「私さえ我慢すれば丸く収まる」そうやって気持ちを押し殺している
  • 眠れない

妊娠中にそんな精神状態で毎日を過ごてきた結果、 疲労とイライラが積もりに積もって氷をガリガリ。一瞬でも気持ちを落ち着かせたい。
噛み砕いているのは氷ではなく、 発散できず溜め込んだストレスなのかな? と、感じることもしばしばです。

自分のための時間が全くなくて体が疲れてくると、ちょっとしたことでイライラ。「こうでなければならない!」と、異常なまでに自分を追い込んでしまいがち。
疲れが取れて肩の力が抜けると「なんであんなり頑張ってたんだろう…」と、我に返ったりします。

 

氷食症の妊婦さんの体にふれると、、、

「とにかく暑くて・・・。」
無性に氷がほしくなる!という妊婦さんは、顔や頭、食道辺りが火照るように熱く感じている場合が多く、氷をガリガリっと噛み砕く瞬間、「気持ちも体もスーとする」と言います。

「暑い!」とは言うものの、 妊婦さんの体を触ってみるとひんやり。足や腰辺りがとても冷えています。 上半身があまりに暑いので ご本人は下半身の冷えには気付いていません。

ママのおなかにいるエネルギーの塊のような赤ちゃん。
そこから発する熱は、 一旦、頭にのぼります。 めぐりが良ければ その熱は頭から全身を巡ります。
ストレスや疲れにより気の巡りが滞り、大量の熱が頭部に溜まります。顔が火照ったり食道が熱くなるので、氷を食べて何とか冷やそうとしているのではないでしょうか。

東洋医学的アプローチとして附子理中湯・半夏瀉心湯の効果、鉄剤との併用効果報告もあり、氷食症の妊婦さんには気の巡りの改善をおすすめしています。

ココロとカラダ。休めてますか?

f:id:alla_marca:20200728103305j:plain

忙しい毎日ですが、たった5分でもいい。 じんわり温めてリラックス。

「もうやだ!! 」となりそうな時は、 逃げ出してもいい。

逃げ道を作ってあげる。 深呼吸でリラックス。
そして冷えた体(特に下半身)を足湯や半身浴で温めて、 頭部にのぼった熱を巡らせましょう。

氷がほしくてたまらない。
そこには必ず理由があります。体からの声に耳を傾けてみてください。